「NAGOYAレインボーウィーク」へのメーセージ
世田谷区長 保坂 展人
「NAGOYAレインボーウィーク2017」の開催、おめでとうございます。
世田谷区は、基本計画で「多様性の尊重」をひとつの柱に掲げ、女性や子ども、高齢者、障害者、外国人、性的マイノリティを理由に差別されることなく、人権の理解を深めるため、人権意識の啓発や理解の促進に努めています。
性的マイノリティの方々の人権尊重の取組みのひとつとして、2015年11月から同性カップルの方々の気持ちを受け止める「世田谷区パートナーシップの宣誓の取組み」を始め、現在(2017年6月末時点)までに52組の方が宣誓されました。このほか、様々な取組みや啓発を通じて、性的マイノリティの方々に関する理解の促進に努めています。
また、民間の不動産業界団体に理解を求めると共に性的マイノリティの方に対する区営住宅入居の障壁を取り払う住宅条例改正を先の6月に世田谷区議会で全会一致で成立をさせたところです。
他の自治体でも、パートナーシップ宣誓やLGBTフレンドリーな取組みなど、性的マイノリティの方々に関する取組みが広まり、進んで来ていることを大変心強く思います。また、NAGOYAレインボーウィークをはじめとする全国各地の民間団体の皆様の活動も大きな力になっていると思います。こうした、皆様や自治体の取組みがさらに広がり、誰もが暮らしやすい社会になることを願っています。
結びに、NAGOYAレインボーウィーク実行委員会の皆様の取組みにより、多様性が尊重され、誰もが人権を尊重しあう、性的マイノリティの方々が暮らしやすい社会に着実に近づくことを心より祈念いたします。